上の写真はニューヨークヤンキースに所属しているマー君こと田中将大投手。
かれこれこの20年間の間にいったい何人くらいの選手がアメリカに渡ったのだろうか。
あの元近鉄の野茂投手から始まり、それ以降投手は佐々木主浩、松坂、上原、岩隈、ダルビッシュ、田中将大、大谷、野手はイチロー、松井秀喜、松井稼頭央、青木、など日本で最多勝などタイトルを獲得した錚々たるメンツがアメリカに渡っている。
しかしアメリカに渡って確かに良い成績を残しているが、ほぼ100%近くの選手がケガをして選手生命を短くして引退しているのは非常にもったいない。
特に松井秀喜選手はアメリカに渡る前年には50本のホームランを放ち、彼ならあの王貞治さんの記録に限りなく近くのではないかと期待していたが、アメリカに渡ってそこそこは打っていたが、ある試合でレフトに上がった浅いフライをスライディングキャッチを試みた時に、左手首を痛めてしまい、それ以降彼本来の打撃を戻すことなく、結局アメリカで引退することとなってしまった。
これを考えると先日引退したイチローはケガなく数々の記録を更新して凄いの一言だが、これだけケガの恐れがあるにもかかわらず、アメリカに渡るのはなぜなのか。
まずやはりお金の問題が1番大きいと思う。同じ野球を仕事にしていて日本ではいっても6億円くらいでまだ10億円プレーヤーは出ていない。しかしアメリカに渡れば軽く何十億、何百億と破格の値段で野球ができるので、ケガを恐れてでもアメリカに渡ってしまうのだ。
あと投手からすれば日本の野球は送りバントとか敬遠とかは当たり前のようにあるが、向こうは各打者に真っ向勝負で投げることができるため、野球そのものを楽しむことができるのが大きいと思う。
まだまだこれからもアメリカに渡る日本人選手が出てくると思うが、お金だけでなくくれぐれもケガには気をつけて野球人生を全うしてもらいたい!